南区学習塾 横浜修学館 中学受験の種類と傾向
●中学受験の種類と傾向●
きのうは、中学受験に向くお子さんのタイプなどについてお話ししました。今日は、中学受験の種類、それから、それの内容などについてお話ししたいと思います。中学受験の種類ですが、これはご承知の通り「私立受験」と「公立中高一貫校受験」の二つです。
まず、私立受験ですが、受験科目は算国の2科目受験か理社が加わった4科目受験のどちらかです。ただ、2科目受験の学校は少ないので、4科目の受験準備が必要と考えておいたほうがいいと思います。こなさなければいけないテキストは、例えば算数で言いますと5年で2冊、6年で2冊プラス銀本と言われる過去問集プラス受験校の過去問です。結構量が多いので大変です。ただ、私立の場合、毎年ほとんど出題される問題が決まっているので、5、6年で扱うテキストの問題の解き方を全部覚えることができれば本番の問題も解けます。もちろん超難関校ではそうはいきませんが、それ以外の学校であれば大丈夫です。ですから、私立受験に向いている生徒さんの傾向をまとめると、「まじめに塾の先生がホワイトボードに書いた解き方を写しそれを復習し解き方を覚える記憶力と、その作業を5,6年の2年間こつこつと続けられる根気のある人」と言えると思います。
次に公立中高一貫校受験ですが、これは私立とは大きく異なります。まず、「入試」と言わず「適性検査」と言います。受験した公立中高一貫校に入学できる適性がその生徒さんにあるかを判断するという意味ですが、実はこれが公立中高一貫校受験の本質を表現しているのです。
私立受験では決められたテキストの問題の解き方を覚えていれば本番の問題を解くことができると先ほど言いました。でも、公立中高一貫校受験にそういったものはありません。「問題の解き方を覚える」というやり方では対応できない問題がでる、というのが公立中高一貫校受験の大きな特色なのです。つまり、その公立中高一貫校に入学できる頭のよさ=「適性」がないと受からないというわけです。色々な問題の根本的なところを理解しようとする知的好奇心が必要となっています。逆に言えばそういった「適性」のある生徒さんであれば比較的楽な受験準備ですむとも言えます。
もう一つ、公立中高一貫校受験の特色は作文があるということです。これは、その人の「人となり」を判断する材料として面接と共に大きなポイントとなる部分です。適性検査Ⅰ、適性検査Ⅱ(理系、文系)共に文章力と読解力が必要となっています。そして、この作文の配点が実はかなりの比重を占めているのです。
数年後に大学入試の改革が決まっています。ここでも、この思考型入試の路線が大きく打ち出されていて、公立中高一貫校受験は暗記型ではない将来型の受験体系と言えるのでは、と個人的にはとらえています。
どうでしょう、私立受験、公立中高一貫校受験のざっくりとした内容お分かりいただけたでしょうか。明日からはいよいよ「横浜修学館」の目指す公立中高一貫校受験対策についてお話ししたいと思います。
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