南区学習塾 横浜修学館  公立中高一貫校受験 要旨のまとめ2

2020/04/08 ブログ
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 公立中高一貫校受験 要旨のまとめ2●

 

  今回も、前回に続き要旨のまとめ方です。前回は、要旨とは筆者がその文章の中で読者に一番伝えたいこと、書いてある場所は文章の一番最初か最後が多く、最後に書いてあることの方が多い。要旨は一つではないので、その場合必然的に要旨は途中にくる場合もある、などを書きました。今回は、もう少し具体的な要旨のまとめ方をお話しします。

 まず、鉛筆(シャープペンシル)で大事だなと思うところに線を引きます。大事なことが出てくるきっかけとして、「つまり」があります。「つまり」という接続詞は大事なことが出てくる前触れなのです。「つまり」を捜しましょう。

 要旨をまとめる問題では必ず字数が指定されます。「この文章の要旨を30字以内で書きなさい」のようにです。この場合、「30字以内」と言ったら10字でもいいということにはなりません。30文字の0.8倍の24文字は書きましょう。ただ、最近では「25~30字以内で」のように具体的に出題されることが多いようです。

 この、指定された字数に対して自分の線を引いた字数を数えます。字数の数え方にもコツがあって、まず、一行の字数を数え、そこから線を引いた部分のおおよその字数を数えます。適性検査は理系も文系も時間がギリギリなので、一文字ずつ数えている時間はありません。それで、字数を数えたら多ければ削り少なければ増やします。文章の中で、字数と文の内容が出来上がってから回答欄のマスの中に書いていきます。慣れればいきなりマス目に書いていけるようになりますが、初めのうちはこの方法をお勧めします。回答欄に書いた文章を書きなおすというのはやめた方がいいでしょう。

 以上が要旨のまとめ方です。どうでしょう、参考になりましでしょうか。次回は、資料のまとめ方のお話をしましょう。