南区学習塾 横浜修学館 公立中高一貫校受験  作文の書き方1

2020/04/14 ブログ
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●南区学習塾 横浜修学館 公立中高一貫校受験

 作文の書き方1●

 

 今回は、作文の書き方です。少し前ですが、小6の男の子で、作文が大の苦手という生徒さんがいたことをこのブログに書いたと思います。とにかく、原稿用紙を目にすると鉛筆が動かなくなってしまうのです。僕も小学生の頃、同じような経験をしたことがあると書きました。当時は、結局、その「原稿用紙恐怖症」を克服できずに終わってしまいましたが、今回その生徒さんと出会って僕はある方法を思いつきました。その方法とは、真っ白いコピー用紙を使うことでした。

 皆さんの中に、同じような感覚を持つ人はいらっしゃるでしょうか。つまり、原稿用紙のあのマス目に文字を入れてゆくとき、ある種の「制限」みたいなものを感じてしまう方。なんていうか、フォーマルな服装をしている時のような堅苦しさを感じはしないでしょうか。僕も、その生徒さんも、きっと同じ感覚を持っていたのだと思います。だから、僕は、その生徒さんに、マス目のないコピー用紙を渡しました。そして、題も自由にしました。その生徒さんが感じている「制限」を取り払ったのです。その結果、彼の鉛筆は次第に動いてくれました。

 彼は、とてもまじめな性格で勉強もよくできていました。だから、原稿用紙に文字を書くというのは、何か、とても「大事(おおごと)」だったのかもしれません。コピー用紙なら字の大きさも文字の間隔を気にする必要もないし、原稿用紙に比べれば安いので、気楽に書けたのだと思います。以降、僕は原稿用紙が苦手な生徒さんにはこの方法を使っています。