南区学習塾 横浜修学館 公立中高一貫校受験 理系の対策
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理系の対策●
今日は理系の対策のお話しです。理系の対策には、三つあると思います。一つ目は、計算力を付けることです。理系の適性検査では、例えばこんな問題が出ます。「日本の人口は約1億2659万人、神奈川県の人口は約906万人です。日本の人口に対する神奈川県の人口の割合を四捨五入して少数第一位までの百分率で答えなさい」どうでしょう。わかりますか? 式は906÷1259=0.0719・・・となり約7.2%が正解です。簡単なようですが、僕の経験ではクラスの半分ぐらいの生徒さんは正解が出ません。なぜでしょう。理由は三つあります。一つは、1億2659万人を12659万人と直せないこと。もう一つは割る数と割られる数の両方に「万」があるときは、式として906÷1259としていいということを知らないこと。そして三つ目は計算を間違えてしまうこと、この三つです。つまり、この問題を正解するにはこの三つのことを知っていないとできないということで、これが意外と大変なのです。ただ、一つ一つはそれほどたいしたことではないので、練習を積めばすぐにできるようになります。ただ、こういう練習を日ごろからしておく必要があるということです。
二つ目は、適性検査型の問題をたくさん解くということです。僕が、理系の適性検査の問題を初めて見たとき、どこに問題が書いてあるのかわかりませんでした。慣れないとそういうことが起きます。そして、難しい問題と易しい問題の区別がつかず、難しい問題に時間をかけすぎて、優しい問題に手を付けられないということが起きます。これらは、皆、問題をたくさん解くことによって解決できます。
最後は、物事を深く見る習慣をつけることです。なぜ、物を手から放すと上に登って行かずに下に落ちるのか。なぜ、虹はいろいろな色に見えるのか。なぜ、うるう年は4年に一度なのか。こういったことを当たり前として通り過ぎないで、何でだろうと疑問に思うようにしてほしいです。また、そうして、不思議に思う人に公立中高一貫校合格の「適性」があるのだと思います。
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